【レビュー】アップになりすぎる Mac 内蔵カメラに代えて Web カメラ C922n を

3月末からほとんどのミーティングがビデオ会議になりはや5カ月。6年前に買った Plantoronics の Bluetooth ヘッドセットや、6月に買った 完全ワイヤレスイヤホン Anker Soundcore Liberty Air 2 をマイクとして活用している。一方カメラは MacBook Pro 内蔵の 720p FaceTime HDカメラを使っているが レンズがディスプレイ上部にあり位置・方向固定のため、カメラが若干見上げる向きになってしまう。 画角が狭く自分の顔が必要以上にアップになってしまう。 ホワイトバランスや明るさが調整できない。 という点で不満だ。見やすいようにディスプレイの位置や向きを変えると、自分のおさまりが悪くなる。アップを避けようと MacBook Pro を遠ざけると、見にくくなるしタイピングもしにくくなる。むむむ。 リモートワーク導入が進む中、ビデオ会議の回数が大きく減ることも当面無いだろうから Web カメラを購入することにした。内蔵カメラにコンバージョンレンズを装着・iPhone のカメラ利用・デジタルカメラ利用なども選択肢にあるが Web カメラがベストソリューションかなと。 ロジクール C980 ではなく C922n で 性能的にはロジクールの StreamCam C980 が良いが値段が高く USB Type-C コネクタのみというのがネック。1万円以下で買えて USB Type-A ポートの Mac でも使える C922n Pro Stream Webcam にした。一昨日の夜に通販在庫が無くなってからの翌朝復活で物欲が刺激されて注文。昨日到着である。 C922n Pro Stream Webcam ロジクール C922n Pro Stream Webcam ファーストインプレッション C922n は USB ビデオデバイスクラス 1.1 (UVC 1.1)対応の Web カメラなので、箱から出して MacBook Pro にプスッと挿すだけで OK。 モノ モノとしての質感はまずまず。随所に滑り止めのゴムがきちんとついている。三脚ネジ穴もしっかりと金属だ。レンズ部を含めた前面の透明プラスチックは手脂が落ちにくいのでちょっと注意した方が良さそう。マウス屋にしてはケーブルがちょっと安っぽい印象。 本体横長・後ろに伸びたスタンド部分という形状でバッグに入れるには予想よりかさばるかな。 三脚 よくあるタイプの廉価なミニ三脚だが C922n とのバランスは悪くない。伸長18.5cm でゴリラポッド 325よりは高くなるが卓上で目線の位置までカメラを上げられるほどではない。別途マイクスタンド型の Web カメラスタンドが欲しいところだ。 2020年9月2日追記: オフィスで3日ほど使ってみた。会議テーブルに座り、対面側のテーブルの端に離しておいてみたところ、この付属三脚の高さでもまずまずいい感じだった。スタンドは別途買わなくて大丈夫だった。 写り 最初の印象は「固い」だった。オートフォーカスだし解像度が高いしで内蔵カメラよりカリッと写るので最初とまどった。そこまで自分の顔がはっきりと写らなくてもと思っちゃうぐらい。 内蔵カメラより画角が広めで水平視野は 70.42° だ。 35mm判で 25mm〜26mm ぐらいのレンズと水平画角が同じぐらい。よくあるディスプレイの上にひっかけて使う場合でも、アップ感を和らげられそう。 後ろが白い壁だとそちらに引っ張られて顔がちょっと暗くなる。平均測光なのかな? Logicool Capture ビデオ録画 & ストリーミングソフトウェアとして Logicool Capture をインストールしてみた。 仮想カメラとして動作し、カメラ映像とアプリケーションの映像を組み合わせたりテキストをオーバーレイさせたりできる。 またこのソフトウェアで C922n のフォーカスやホワイトバランスを手動で設定したり、明るさ・コントラスト・彩度・シャープネスを調整したりできた。これらの設定はカメラ出力に反映され Logicool Capture しても維持される。ホワイトバランスと明るさを変更できるだけでもありがたい。 といったところがファーストインプレッション。なかなかいい。来週のビデオ会議で実戦投入だ。 C922n Pro Stream Webcam [ 製品レポート ] [ COVID-19 ] [ 在宅勤務 ]