プロダクトマネージャーカンファレンス 2019 1日目 #pmconfjp

今日から2日間ベルサール渋谷ファーストでプロダクトマネージャーカンファレンス 2019。 https://2019.pmconf.jp/ 去年に引き続きの参加である。 プロダクトマネージャー・カンファレンス 2018 1日目 プロダクトマネージャー・カンファレンス 2018 2日目 今日のキーワードは「feature team ではなく真の product team を」「プロダクトビジョン」「信頼(trust)」。 以下タイトルは公式サイト掲載のものより。 10:00 - 10:10 [MainRoom] Welcome Talk 横道稔氏。 10:15 - 11:05 [MainRoom] ORDINARY PEOPLE, EXTRAORDINARY RESULTS Silicon Valley Product Group Partner and Founder / Inspired 著者 Marty Cagan 氏 与えられた機能を作るだけの feature team ではなく、真の product team を作り信頼し、プロダクトマネージャーは本当のプロダクトマネージャーの仕事をしようという話。 feature team をそのまま product team に成長させて信頼していくことができるのか、それとも優れたメンバで優れた product team を作っているからこそ信頼できるのか。 Product Discovery が重要。 feature team (残念) と真の product team なぜ empowered product team にしないか → チームを信頼していないから。そういうチームの PM は本当の PM の仕事をしていない。 リーダーシップの役割 Product Vision (チームが同じ方向を向く。働く魅力になる。3〜5年/10年) Product Strategy(Plan) Product Principles Product Priorities Product Evangelism マネジメントの役割 人のマネジメントはプロダクトマネージャー(PM)の役割ではない。 Staffing (強い人材を雇用する) Coaching (能力を押し上げる) Objectives 信頼 革新はエンジニアから生まれる。真の product team が重要。 feature team から移行するには PM は自分の真の仕事をする。成果に責任をもつ。 11:15 - 12:00 [MainRoom] Special Session TransferWise Head of Product Kaarel Kuddu 氏 speed customer focus autonomous teams 決定権をもつチーム。 Autonomy = responsibility 意思決定の自由は顧客インサイトやデータによって裏付けられる必要がある。 成果に対する説明責任がある。 前のセッションに続きここでも、能力の高いメンバによる顧客のことを理解し考えて決定し実行できる優れたチームに決定権と成果に対する説明責任を与え信頼するという話が印象に残った。 ここでいっている責任をもつというものが何か指しているかが気になるところ。 13:00 - 13:30 [MainRoom] LINEにおけるお金とユーザーのジレンマ LINE株式会社執行役員 二木 祥平 氏 「LINE公式アカウント」「LINE Ads Platform」が現在の担当プロダクトの二木氏のセッション。 「LINE(株式会社)では」 PM が何をしているかをふわっとまとめた話。ロジカルな構造や用語使いなどでしっくりこないところがあるけれど、生の声という意味で興味深く聞けた。 13:50 - 14:10 [MainRoom] PMにおけるストーリーテリング freee株式会社 執行役員 プロダクトマネージャー 岡田 悠 氏 バックログの縮小均衡 → プロダクトビジョンが必要 → プロダクトビジョンが機能しなかった → ストーリーテリング。 「静的なビジョンを、動的なストーリーへ深堀ること」 セッション自体がストーリーがあるかのようで惹き込まれて響いててきてさすがだなと感じた。 「シャープに本質だけを抜き出した表現にしようとする」あるいは「そもそも事実を書き並べる以上の文章をなかなか書けない」のでつい端的な文章で済ませがちだけれど、やはり人を動かすにはストーリーも大切だなと思うことができた。 14:20 - 14:40 [MainRoom] “失敗事例で学ぶ” 失敗しないプロダクトマネジメント - PMの必須スキルと、自走する組織のつくりかた - エン・ジャパン株式会社 デジタルプロダクト開発本部 部長 / プロダクトマネージャー 岡田 康豊 氏 スキルを明確化・指標化することで改善が動き出すというのは、プロダクトと同じで PM に馴染みやすいのかも。 今回のセッションの事例ではかなりガッツりやっているので、業務の中でどれだけのウェイトをかけてメンバが取り組んでいるのかが気になるところ。 14:50 - 15:20 [MainRoom] コミュニティマネジメント: プロダクトの開発と展開をコミュニティが加速させる 東京大学 FoundX ディレクター 馬田 隆明 氏 オーディエンスマネジメントとコミュニティマネジメント コミュニティマネジメント → 新しいつながりを作ったり強めたり切ったり コミュニティ エンゲージメントと継続率・アイデア・サポートコスト削減 ボリュームある発表で浅く広くエッセンスを列挙したセッション。30分じゃもったいない量だ。実経験ではなく、世の中で論じられているものをまとめた馬田氏らしい内容。ユーザーコミュニティのり活用について整理されていて、概論についての理解のリフレッシュの良い機会になった。 大きくなったコミュニティのサブグループ化は過去やってみたりしてきたけれど、やっぱりいいやり方らしい。 コミュニティのオンボーディングは、企業内でもそのまま使えるのでリストとして見えるところに書き出しておきたい。 コミュニティを育てることでエンゲージメントと継続率を高めるというのは自サービスでも意識している点。優先度がなかなか上げられないけれども継続はしていきたいところだ。 スライド: PM と PMM のためのコミュニティマネジメント 15:30 - 16:00 [MainRoom] 企業が求めるプロダクトマネージャーとその人材戦略 株式会社ニューズピックス取締役CTO 杉浦 正明 氏 株式会社グッドパッチ代表取締役CEO 土屋 尚史 氏 株式会社クライス&カンパニー代表取締役社長 丸山 貴宏 氏 パネルセッション。PM の需要・募集・市場・オンボーディングについて。 16:10 - 16:40 [MainRoom] 発明、ドッグフーディング、プロダクトマネジメント Nota Inc.CTO 増井 俊之 氏 増井氏流の発想・発明ベースのプロダクト開発の紹介。自分が使いたいから作り、問題があればすぐ直す。 プロダクトマネジメントはほぼ関係なかったけれどウィットに富んだ参考になるセッションだった。 16:50 - 17:35 [MainRoom] Keynote Session Zoom Video Communications, Inc Chief Information Officer Harry D. Moseley 氏 30分 Zoom の宣伝。ちょっとだけ PM の話があってまた Zoom の宣伝。